書類が通過したら、次は面接です。未経験だからこそ緊張しますが、準備をしっかり整えれば怖くありません。面接全体の流れとよくある質問への答え方、逆質問や模擬面接のコツを解説します。

2-1. 面接全体の流れをざっくり把握
- 面接ステップの種類
- 企業によって異なりますが、一般的には以下の流れです:
- 受付・エントランスでの案内
- 一次面接(人事担当者や課長クラス)
- 最終面接(役員面接や社長面接)
- 内定通知
- 一部の企業では適性検査やグループディスカッション(GD)が挟まる場合もあるので、事前に選考フローを確認しておきましょう。
- 企業によって異なりますが、一般的には以下の流れです:
- オンライン面接の注意点
- カメラは目線と同じ高さに調整し、背景はできるだけシンプルに。
- マイクやイヤホンの音量テストを事前に行い、雑音が入りにくい場所で受けること。
- 服装は企業の雰囲気に合わせましょう。カジュアルな会社ならオフィスカジュアル、保守的な企業ならスーツを選ぶと安心です。
2-2. 定番質問とその答え方(未経験向け)
- 「自己紹介をお願いします」
- 最初の30秒で「名前+最終学歴/前職の立場+応募理由の概要」を伝える型を意識すると話がまとまりやすいです。
- 例: はじめまして、山田太郎と申します。前職では飲食店でアルバイトリーダーを経験し、チームの目標達成に貢献してきました。今回はIT業界で新しいスキルを身につけながら、御社の○○サービスに携わりたいと思い応募しました。
- 「なぜ当社(この職種)を選んだのですか?」
- 自己分析で出てきた価値観と企業研究の結果を組み合わせましょう。
- 例: 御社の新規サービス「□□」がユーザー視点を大切にしている点に共感しました。私も前職でお客様の声を聞きながら改善策を提案する経験があり、□□職でその経験を活かしたいと考え応募を決めました。
- 「未経験ですが、なぜ挑戦しようと思ったのですか?」
- 自分の強みを起点に説明します。
- 例: 前職の飲食店では、売上データを分析して改善提案を行う中で、データをもとに課題を解決する楽しさを実感しました。□□職も数字を扱いながらチームで成果を出す仕事だと伺い、ぜひ挑戦したいと思いました。
- 「5年後のキャリアプランは?」
- ざっくりでもかまいません。「どのようなスキルを身につけ、どんな立場で働きたいか」を伝えましょう。
- 例: 2年以内に基本的なプログラミングスキルを習得し、3年目以降はプロジェクトでリーダー的な役割を担えるようになりたいです。その先、5年後には新規機能の企画提案ができるエンジニアになりたいです。
2-3. 逆質問の準備
- 好印象を与える逆質問例
- 「未経験者向けの研修やOJT体制はどのようになっていますか?」
- 「入社後1年目に期待されるミッションはどのようなものですか?」
- 「チーム全体で大切にしている価値観や文化を教えていただけますか?」
- 効果的な逆質問のポイント
- 企業理解が深まったことを示す質問にする。
- 労働条件(給与や残業)を聞くのは最後に控え、採用担当者への配慮を忘れない。
- メモを取りながら聞き、後日「面接御礼メール」で触れると好印象です。
2-4. 模擬面接のすすめ方
- 友人や転職エージェントに協力してもらう
- 60分ほど、実際の面接を想定して同じ流れ(自己紹介→定番質問→逆質問)でロールプレイしてもらいましょう。
- 不安ポイントを洗い出し、フィードバックをもらうことで自信がつきます。
- 録音・録画して自分でチェック
- 話し方のスピード、声の大きさ、表情や姿勢を確認しましょう。
- 改善ポイントをメモして、次回の模擬面接で修正していくと効果的です。
- フィードバックをもらう際のチェックポイント
- 明るさ・表情:印象が暗くならないように、笑顔やアイコンタクトを意識する。
- 論理的な構成:結論→根拠→次のアクションの順番で話しているか。
- エピソードの具体性:数字や成果を盛り込むことで説得力を高める。
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