② 過去の経験をゆるっと振り返ろう
**前回(パート①)**では、「自己分析がなぜ大事か」をお話ししました。ここからは、実際に手を動かして、自分の「成功体験」「失敗体験」を振り返るコツを紹介します。固く考えすぎず、思い出すままに書き出してみましょう!

1. 「成功体験」をリストアップしてみよう
- ポイント:過去5年~10年くらいで、「うまくいった」「周りから褒められた」「自分でも楽しかった」と感じたことを、できるだけ細かく書き出します。
- アルバイト、サークル、学校の活動、趣味のプロジェクト…形は何でもOK。
- 例えば:
- 21歳のとき、アルバイトで売上を前年比120%に伸ばせた
- 23歳の大学研究で学会発表し、最優秀発表賞をもらった
- 去年、自分でブログを作って月間PV○○○を達成した
- なぜ書き出す?
- 具体的なエピソードから「自分の得意なこと」「やっていて楽しいこと」が見えてきます。
- 仕事のアピールポイントとして話せるエピソードが増えるので、書類や面接で使いやすくなります。
2. 「失敗体験」も忘れずに
- ポイント:「うまくいかなかった」「途中で挫折した」「もっとこうすればよかった」と感じた出来事をリスト化。
- 例えば:
- 24歳のときに趣味のブログを半年続けたけど、アクセス数が伸びず途中でやめてしまった
- 26歳のとき、サークルでイベントを企画したけど集客が少なくて大赤字になった
- 27歳のバイトで、人前で話すのにすごく緊張してうまく対応できなかった
- 例えば:
- どうして大事?
- 失敗体験からは「苦手なこと」「環境が合わないとモチベーションが落ちること」がわかります。
- 志望先を選ぶときに「ここは絶対に避けたい」という条件をはっきりさせる手助けになります。

3. 「気づき」を言語化してみる
- 具体的な事実と、そのときに「自分は何を感じ/学んだか」をセットで書きます。
- 例1:アルバイトで売上UPを達成
- 事実:チームで新商品を提案して売上が前年比120%に
- 気づき:人と話すのが得意、数字を見ながら改善点を考えるのが好き
- 例2:サークルでイベントが不発
- 事実:集客目標100人 → 実際は50人しか来なかった
- 気づき:宣伝方法に工夫が足りなかった、誰かのフォローがもっと必要だった
- 例1:アルバイトで売上UPを達成
- ここでの成果
- 自分が「どんなときに楽しい/やりがいを感じるのか」
- 逆に「どんな環境だとつらいのか」「どんなときにやる気が下がるのか」
4. まとめ(パート②)
- 成功体験・失敗体験をリスト化することで、自分の “得意なこと” や “苦手なこと” が見えてきます。
- 事実+気づきをセットで書くと、言語化しやすくなり、後々の応募書類や面接で説得力のあるストーリーが作れます。
- まずは紙でもデジタルでもよいので、思い出すままに書き出してみてくださいね。
次のパートでは、今回振り返った内容をさらに深める「フレームワーク」をご紹介します。お楽しみに!

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