転職活動の第一関門は、書類選考をクリアすること。未経験だからこそ、不安な気持ちも大きいかもしれませんが、ポイントを押さえれば魅力的な応募書類が書けます。ここでは、履歴書と職務経歴書それぞれのコツを解説します。

1-1. 履歴書の基本構成とポイント
- 見やすさを最優先に
- 枠線や余白をうまく使い、見出し(氏名、連絡先、学歴・職歴、志望動機など)が一目でわかるレイアウトにしましょう。
- 文字サイズは10〜12ptを目安に。小さすぎると読みにくく、大きすぎると全体が窮屈に見えるのでバランスを意識して。
- 写真は清潔感を大切に
- 無地の背景で、自然な表情のスーツ姿を選ぶと好印象です。
- 証明写真機よりも、写真館で撮影するほうがきれいに写りますが、コストが気になる場合はスマホと白い壁でも十分。友人や家族にチェックしてもらえば安心です。
- 志望動機はシンプルに方向性を伝える
- 未経験の場合、あまり長文にすると説得力が薄れがち。「なぜこの業界・企業に興味を持ったのか」「入社後に何を学びたいか」を60〜80文字程度でまとめましょう。
- 企業の公式サイトやプレスリリースで得た情報をひとつだけ盛り込むと、「志望先をしっかり調べている」アピールにもつながります。
1-2. 職務経歴書は“ストーリー”で魅せる
- どんな経験も立派なアピール材料
- アルバイト、サークル、インターン、趣味のプロジェクトなど、職歴欄が空白にならないように工夫しましょう。
- 数字や定量データがあると説得力が増します。例:ブログ運営で月間PVが1,000件、アルバイトで売上目標を前年比120%に達成…など。
- 見出し+箇条書きで「役割・成果・学び」を整理する
- 例: コピーする編集する
【アルバイト:飲食店店長補佐】 ・役割:チームリーダーとして売上目標の策定・進捗管理 ・成果:月間売上前年比120%を達成し、店長から表彰を受けた ・学び:数値分析をもとにメニュー改善を行う重要性を理解
- こうして見出しをつけておくだけで、採用担当者はパッと見てあなたの経験を把握できます。
- 例: コピーする編集する
- 未経験者ならではのアピールワードをプラス
- 「現在進行形で学んでいること」を明確に書きましょう。例:
- ProgateでHTML/CSSを学習中
- UdemyでExcel VBAの基礎講座を受講中
- 自己分析で出てきた強みや価値観を短いエピソードで触れると、「この人なら学びながら戦力になりそうだ」と思ってもらいやすくなります。
- 「現在進行形で学んでいること」を明確に書きましょう。例:
- 誤字脱字は必ずチェック
- 入稿前に紙に印刷して、指でなぞりながら確認しましょう。
- 友人や転職エージェントにも一度チェックしてもらうと、第三者の視点で見落としを防げます。
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