履歴書・職務経歴書が書けない時、ダラダラを断ち切る具体的な方法

だらだら 疲れた時に読む

「履歴書、書かなきゃ…でも、手が動かない」 「職務経歴書、何から書けばいいか分からなくて、気づけばスマホいじってる…」

転職活動でぶつかる最初の壁、それが履歴書や職務経歴書の作成ですよね。特にダラダラ癖があると、この作業は途方もなく感じてしまいがちです。頭では「やらなきゃ」とわかっていても、気づけば時間が溶けている…そんな無限ループに陥っていませんか?

でも、大丈夫です。ダラダラを断ち切り、履歴書・職務経歴書作成の重い腰を上げるための、具体的な方法があります。今回は、特にこの書類作成というシチュエーションに特化して、ダラダラを解消するヒントをご紹介します。


なぜ、履歴書・職務経歴書作成はダラダラしやすいのか?

この書類作成がダラダラの温床になりやすいのには、明確な理由があります。

  1. 「完璧」を目指しすぎるから: 「これでいいのかな?」「もっと良い表現があるはず…」と、完璧を追求するあまり、手が止まってしまいます。
  2. 何から手をつけていいか不明確だから: 自己分析、職務経歴の棚卸し、志望動機…タスクが多岐にわたり、どこから始めればいいか迷ってしまいます。
  3. 「書く」作業が精神的負荷が高いから: 自分の経験や強みを言葉にするのは、頭を使いますし、自己評価という精神的な負担も伴います。
  4. すぐに「結果」が出ないから: 書類を完成させても、すぐに内定が出るわけではありません。このタイムラグがモチベーションを維持しにくくします。

ダラダラを断ち切る! 履歴書・職務経歴書作成のための具体的な対処法

この作業特有のダラダラを克服するための具体的な方法を実践していきましょう。

1. タスクを「超ミニマム」に分解する

いきなり「履歴書を完成させる」と考えると、重すぎてダラダラします。最初の1歩を極限まで小さくしましょう。

  • 今日は、職務経歴書の1社目だけ書いてみよう」
  • 履歴書の氏名と住所欄だけ埋めてみよう」
  • 「自己PRのキーワードを3つだけ書き出してみよう」
  • 過去のプロジェクトを1つだけリストアップしてみよう」

タイマーを5分だけセットして「これだけはやる」と決め、集中して取り組んでみてください。5分だけなら、きっと始められるはずです。

2. 「完璧主義」を手放し、「とりあえず埋める」を意識する

まずは「完璧」を目指すのをやめてください。「後で直せばいい」という気持ちで、まずは空白を埋めていくことに集中しましょう。

  • 「箇条書きでOK」の精神: 最初から文章にしようとせず、思いつくキーワードやエピソードを箇条書きで書き出しましょう。
  • 「雑でOK」のマインド: 誤字脱字や表現の美しさは後回し。まずは頭の中にある情報を「出す」ことに集中します。
  • 「今日の目標は下書きを終えること」: 下書きが完了すれば、推敲や添削は次のステップで行えばいいのです。

3. 誘惑を「物理的に遮断」する作業環境を作る

書類作成に集中するためには、余計な情報が入ってこない環境が不可欠です。

  • スマホは「別の部屋」へ: 物理的に手が届かない場所に置くか、電源を切る、機内モードにする、アプリ通知を全てオフにするなど、徹底的に遮断しましょう。
  • 関係ないタブは閉じる: パソコンで作業しているなら、仕事に関係ないブラウザのタブは全て閉じ、必要なソフトだけ開くようにします。
  • 机の上を整理整頓: 余計なものが置いてあると気が散ります。必要な書類や筆記用具以外は片付けましょう。

4. 「ご褒美」と「強制力」を組み合わせる

自分でモチベーションをコントロールする仕組みを作りましょう。

  • 具体的なご褒美を設定: 「このページを書き終えたら、好きなカフェのコーヒーを飲む」「1時間集中できたら、好きなゲームを15分だけやる」など、作業後の小さな楽しみを用意します。
  • 人に「宣言」する: 信頼できる友人や家族に「今日中に職務経歴書の下書きを終わらせる!」と宣言するのも効果的です。誰かに見られているという意識が、ダラダラを防ぐ「強制力」になります。
  • 時間を決めて「休憩」を挟む: 「25分書いて5分休憩」のポモドーロテクニックなど、短時間の集中と休憩を繰り返すことで、脳の疲労を防ぎ、集中力を維持できます。

5. 「相談相手」を見つける

一人で抱え込まないことも、ダラダラを断ち切る大切な方法です。

  • 転職エージェントを頼る: 転職エージェントは、履歴書や職務経歴書の添削のプロです。書き方のアドバイスをもらったり、完成のデッドラインを設定してもらったりすることで、ダラダラを防げます。
  • キャリアセンターや知人に相談する: 大学のキャリアセンターや、転職経験のある友人に相談し、客観的な意見やアドバイスをもらいましょう。

まとめ:ダラダラは「頑張りすぎている」サイン、小さな一歩で乗り越えよう

履歴書や職務経歴書作成でダラダラしてしまうのは、決してあなたが怠けているわけではありません。この作業が持つ特性と、あなたの心が「完璧」を求めすぎているサインかもしれません。

しかし、そのダラダラを断ち切る方法は、決して難しいことではありません。タスクを小さく分解し、誘惑を排除し、計画的にご褒美を設定し、そして時には周りを頼ること。

小さな一歩からで大丈夫です。焦らず、あなたのペースでこれらの方法を実践すれば、きっと書類作成の壁を乗り越え、次のステップへと進めるはずです。

さあ、今日から一つ、試してみませんか? あなたの転職活動を心から応援しています!

この記事を書いた人
この記事を書いた人
千野 謙人

ユーズ株式会社所属
キャリアアドバイザー

2013年建設業界のセールスコンサルタントとして就職。地図に残る大きな仕事、たくさんのお客様との繋がりを持てることにやりがいを感じながら、第一線で働く。順調に売上を伸ばし、役職にもつく。
今後のキャリアについて自分も悩み、自分以外も今後のキャリアに悩んでいる人たちが数多くいることを実感し、ユーズ株式会社を創業。
20代若手キャリア形成を強みとし、キャリアアドバイザーとして努める

千野 謙人をフォローする
疲れた時に読む選考対策
タイトルとURLをコピーしました