SaaS(サース)って何? 今さら聞けない!ビジネスを変えるクラウドの仕組み

SaaSとは 求人探し

「『SaaS』って、一体何のこと?」

「クラウドとかサブスクとか、色々な言葉があってよくわからない…」

IT業界やビジネスのニュースを見ていると、「SaaS」という言葉を頻繁に耳にしますよね。なんとなく「便利そう」「最近の流行り」というイメージはあるけれど、具体的にどんなものなのか、今さら人に聞くのはちょっと恥ずかしい…と感じている方もいるかもしれません。

でも、安心してください! SaaSは決して難しいものではありません。私たちの身近なサービスにもたくさん使われていて、知ることであなたのビジネスや生活がもっと便利になる、とてもシンプルな仕組みなんです。

今回は、「SaaS」が一体どんなものなのか、なぜ今これほど注目されているのかを、今さら聞けないあなたのために、分かりやすく解説していきます。


1. SaaS(サース)とは? ソフトウェアを「借りて使う」新しいカタチ

SaaSとは、「Software as a Service(サービスとしてのソフトウェア)」の頭文字を取った略語です。

簡単に言うと、ソフトウェアをインターネット経由で「借りて使う」サービスのこと。自分のパソコンにソフトウェアをインストールしたり、サーバーを用意したりする必要がなく、インターネットに繋がっていれば、いつでもどこでも使えるのが特徴です。

例えるなら、

  • 昔のソフトウェア(買い切り型): パッケージ版のCD-ROMを買ってきて、自分のパソコンにインストールして使うゲームソフトや、Word・Excelのようなオフィスソフト。これは「所有する」感覚です。
  • SaaS(サブスク型): Netflixで映画を見たり、YouTube Musicで音楽を聴いたりするのと同じ。自分のパソコンには何もインストールせず、インターネットを通じて「利用権」を月額・年額で支払って「借りる」感覚です。

この「サービスとして提供されるソフトウェア」がSaaSなんです。


2. なぜ今、SaaSがこれほど注目されているの?

SaaSは、現代のビジネスや私たちの生活に革命をもたらし、急速に普及しています。

メリット1:手軽に「始められる」

  • 初期費用が安い/不要: 高価なソフトウェアを購入したり、専用の設備を導入したりする必要がありません。月額料金なので、利用開始のハードルが低いのが特徴です。
  • すぐに使える: インターネット環境とデバイスがあれば、アカウント登録をするだけですぐにサービスを利用開始できます。

メリット2:管理が「楽になる」

  • 自動でアップデート: 常に最新のバージョンが提供されるため、自分でアップデートする必要がありません。セキュリティ対策もサービス提供側が行ってくれます。
  • サーバー管理不要: サービス提供側がサーバーやシステムを管理するため、専門知識がなくても安心して利用できます。

メリット3:どこでも「働ける」

  • 場所に縛られない: インターネット環境さえあれば、オフィスだけでなく、自宅や外出先、出張先からでも同じように仕事ができます。リモートワークの普及を大きく後押ししました。
  • 複数人で共有しやすい: チームメンバーがどこにいても、同じデータやプロジェクトをリアルタイムで共有し、共同作業を進めることができます。

メリット4:使った分だけ「払う」仕組み

  • ユーザー数や利用機能に応じて料金が変わるサービスが多く、無駄なコストを抑えやすいです。使わなくなればすぐに解約できる柔軟性もあります。

3. 私たちの身近にあるSaaSの例

意識してみると、実はあなたが日常的に使っているサービスの中にもSaaSがたくさんあります。

  • ビジネスツール:
    • Zoom / Google Meet / Microsoft Teams: Web会議ツール
    • Slack / Chatwork: ビジネスチャットツール
    • Salesforce: 顧客管理システム(CRM)
    • Microsoft 365 / Google Workspace: Word, Excel, PowerPointなどのオフィスソフト(クラウド版)
    • freee / MoneyForwardクラウド: 会計ソフト
    • Adobe Creative Cloud: PhotoshopやIllustratorなどのデザインソフト
  • 個人向けサービス:
    • Gmail / Outlook.com: Webメール
    • Dropbox / Google Drive / OneDrive: オンラインストレージ
    • Netflix / Spotify: 厳密にはコンテンツ配信サービスですが、月額課金でクラウド上のサービスを利用するという点でSaaS的な側面を持ちます。

これらは全て、自分のPCにインストールしなくても、インターネットを通じてサービスとして利用できるソフトウェアです。


まとめ:SaaSは、これからの時代に欠かせないビジネスの「基盤」

SaaSは、ソフトウェアを「所有」する時代から「利用」する時代へと変え、ビジネスの効率化、コスト削減、そして柔軟な働き方を大きく進化させました。

「今さら聞けない…」と感じていたかもしれませんが、SaaSは決して難しいものではありません。私たちが日々利用している身近なサービスにたくさん使われており、その仕組みを知ることで、これからのビジネスやテクノロジーのトレンドをより深く理解できるようになるはずです。

SaaSは、もはや特別なものではなく、現代のビジネスを支える重要な「基盤」となっているのです。

この記事を書いた人
この記事を書いた人
千野 謙人

ユーズ株式会社所属
キャリアアドバイザー

2013年建設業界のセールスコンサルタントとして就職。地図に残る大きな仕事、たくさんのお客様との繋がりを持てることにやりがいを感じながら、第一線で働く。順調に売上を伸ばし、役職にもつく。
今後のキャリアについて自分も悩み、自分以外も今後のキャリアに悩んでいる人たちが数多くいることを実感し、ユーズ株式会社を創業。
20代若手キャリア形成を強みとし、キャリアアドバイザーとして努める

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