夢から探す自分探し:漠然とした夢を現実に変える3つのヒント

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「夢は何ですか?」 そう聞かれて、あなたはすぐに答えられますか? 多くの人が「いつかこんなふうになりたい」という漠然とした夢を心に抱きながらも、それが何なのかはっきり分からなかったり、どうすれば実現できるのか分からなかったりして、一歩踏み出せないでいます。

しかし、その漠然とした「夢」の中にこそ、あなたが本当にやりたいこと、そしてあなたが輝ける場所を見つけるための大切なヒントが隠されています。

今回は、その漠然とした夢を具体化し、自分自身を深く知り、現実の一歩を踏み出すための3つのヒントをご紹介します。


1. 「夢」という言葉が嫌いなのは、なぜ?

「夢」という言葉が、どうにも居心地が悪かったり、反発したくなったりすることはありませんか?

私の知人にも、かつて「夢」という言葉が嫌いだった人がいます。彼は、毎日同じ作業の繰り返しに「このままでいいのか」とモヤモヤを感じ、転職を考えましたが、「自分には夢がないから、面接で何を話せばいいんだろう…」と不安になったそうです。

彼が「夢」という言葉を嫌いだった理由の一つは、夢が、今の自分とはかけ離れた遠い理想であり、現実とのギャップに苦しむだけだと感じていたからです。

これは、多くの人が抱える心理です。人は、手の届かない理想を語るよりも、目の前の現実と向き合いたいと考えます。しかし、その「現実」が望ましくないものであればあるほど、「夢」という言葉は、かえって現状への不満を際立たせてしまうのです。

2. 「夢」を「夢中になれること」に置き換える

この知人は、転職活動を通じて、「夢」という言葉を「夢中になれること」に置き換えて、自分自身と向き合ってみることにしました。

  • 「夢中になれること」
    • チームで協力して、大きなプロジェクトを成功させること。
    • 効率の悪い作業を改善して、みんなに感謝されること。
    • 誰かが困っている時に、そっとサポートすること。

この自己分析を通じて、彼は「壮大な夢」がなくても、仕事を通じて人をサポートし、チームで成果を出すことに喜びを感じる人間だと気づきました。

そして、転職活動の面接では、「私の夢は、御社で〇〇という形でチームに貢献することです」と、具体的な行動と喜びを自分の言葉で話せるようになったのです。

結果、彼は新しい会社で、念願だったチームのサポート役として働くことができ、仕事を通じて誰かの役に立つことに、心から夢中になれています。

3. あなたの「夢中になれること」から、未来を探す

知人の体験のように、あなたの漠然とした「夢」は、あなたの「夢中になれること」や、「やりがいを感じること」という言葉に置き換えることで、あなたの本当の望みが見えてきます。

  • 過去を振り返る:
    • 子どもの頃に熱中したこと、学生時代に時間を忘れて取り組んだこと、趣味で何時間も没頭していることはありませんか?
  • 「なぜ?」を繰り返す:
    • なぜそのことに夢中になれたのか、その理由を深く考えてみましょう。その理由の中に、あなたの強みや、本当に大切にしたい価値観が隠されています。
  • 理想の自分を描く:
    • 憧れの有名人や、職場の先輩、友人など、「こんな人になりたい」と思うロールモデルを見つけてみましょう。そして、その人がどのような部分に惹かれるのか、具体的に書き出してみましょう。

まとめ:夢は、あなたの「羅針盤」

「夢」という言葉に違和感を感じても、それは決して「夢がない」ことを意味するわけではありません。

あなたの心の中に眠っている漠然とした「夢」を、言葉で具体化し、あなたの「夢中になれること」からヒントを得ることで、あなたの本当の望みは必ず見えてきます。

その「夢」をあなたのキャリアの羅針盤として、後悔のない人生を歩んでいきましょう。

この記事を書いた人
この記事を書いた人
千野 謙人

ユーズ株式会社所属
キャリアアドバイザー

2013年建設業界のセールスコンサルタントとして就職。地図に残る大きな仕事、たくさんのお客様との繋がりを持てることにやりがいを感じながら、第一線で働く。順調に売上を伸ばし、役職にもつく。
今後のキャリアについて自分も悩み、自分以外も今後のキャリアに悩んでいる人たちが数多くいることを実感し、ユーズ株式会社を創業。
20代若手キャリア形成を強みとし、キャリアアドバイザーとして努める

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