「毎朝憂鬱でつらい」は万国共通。世界の転職トレンドから見る『逃げてもいい』合理的な理由

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「朝起きるのがつらい」「日曜日の夜になると涙が出てくる」「会社に着く前から帰りたい」

もし今、あなたがそんな状態にあるなら、それは決して「甘え」でも「忍耐力がない」からでもありません。心と体がサインを出している証拠です。

日本では昔から「石の上にも三年」「つらくても我慢するのが立派な社会人」といった価値観が根強く残っています。しかし、少し視野を世界に広げてみると、仕事に対する価値観は今、劇的に変化していることをご存知でしょうか?

今回は、世界の最新転職トレンドから、「辛い職場からは逃げてもいい」という感情論ではない合理的な理由をお話しします。

1. 世界のトレンド:「Weill-being(ウェルビーイング)」至上主義の働き方

パンデミック以降、欧米を中心に「Great Resignation(大退職時代)」と呼ばれる現象が起きました。多くの働く人々が、それまでの「仕事中心の人生」を見直し、一斉に会社を辞めたのです。

現在、2024〜2026年のグローバルなキャリアトレンドとして最も重要視されているキーワードの一つが「Well-being(ウェルビーイング=心身ともに満たされた良好な状態)」です。

海外の調査でも、転職・退職の理由トップに「給与」と並んで「柔軟な働き方(リモートワークや労働時間の自由度)」「メンタルヘルスの悪化(バーンアウト・燃え尽き症候群の回避)」が挙がっています。

つまり、「心が壊れそうな環境では働かない」「自分の健康を犠牲にする仕事は選ばない」というのは、今や世界中で共有されているスタンダードなキャリア戦略なのです。

2. 「逃げる」ことは「高度な自己管理 能力」である

日本の職場、特にブラックな環境やクラッシャー上司の下にいると、「ここで逃げたら次がないのではないか」「辞めるのは無責任だ」と自分を責めてしまいがちです。

しかし、キャリア形成の観点から言えば、メンタルを病むまで自分を追い込んでしまう方が、長期的なダメージははるかに深刻です。一度心が折れてしまうと、回復して社会復帰するまでに膨大な時間を要することもあります。

環境が合わない、理不尽な扱いを受けていると感じたときに、そこから距離を置く(退職・転職する)という選択は、決して「逃亡」ではありません。

それは「自分のリソース(心と体の健康)を守り、よりパフォーマンスを発揮できる環境へ移動するための『戦略的撤退』」です。

自分を壊す環境を見極め、見切りをつける決断力は、むしろ「自己管理能力の高さ」として前向きに評価されるべきものなのです。

3. 「次が決まっていないから」と我慢し続ける必要はない

「辞めたいけれど、次の転職先が決まっていないから不安…」というのもよくある悩みです。

もちろん、在職中に転職先を決めるのが理想的ではありますが、「毎朝起きるのが憂鬱」で休日は寝て終わってしまうような疲労状態では、まともな転職活動などできるはずがありません。

判断力が鈍った状態での転職は、再び自分に合わないブラック企業を選んでしまうリスク(負のスパイラル)を高めます。

限界を感じているなら、まずは退職し、心身を休ませて正常な判断力を取り戻すことを最優先にしても良いのです。

投稿者
この記事を書いた人
千野 謙人

ユーズ株式会社所属
キャリアアドバイザー

2013年建設業界のセールスコンサルタントとして就職。地図に残る大きな仕事、たくさんのお客様との繋がりを持てることにやりがいを感じながら、第一線で働く。順調に売上を伸ばし、役職にもつく。
今後のキャリアについて自分も悩み、自分以外も今後のキャリアに悩んでいる人たちが数多くいることを実感し、ユーズ株式会社を創業。
20代若手キャリア形成を強みとし、キャリアアドバイザーとして努める

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