転職で使える!履歴書が光る5つのテクニック

履歴書記入 選考対策

「履歴書、どう書けばいいんだろう?」

「これまでの経験を、どうすれば採用担当者に伝わるように書けるだろう?」

転職活動の第一歩となる履歴書。あなたの経験やスキルを伝える大切な書類ですが、多くの応募書類の中で採用担当者の目に留まるには、ちょっとした工夫が必要です。

今回は、履歴書を際立たせ、あなたの魅力を最大限にアピールするための5つのテクニックをご紹介します。


テクニック1:「%表示」で成果をひと目で伝える

なぜ重要?

  • 成果がひと目でわかる: 「売上を伸ばしました」「コストを削減しました」という言葉だけでは、その成果の大きさが伝わりにくいものです。そこに「%」や「〇〇円」といった具体的な数字を添えることで、あなたの貢献度を面接官はひと目で理解できます。
  • 客観的な事実: 数字は客観的な事実であり、あなたの主張に説得力を持たせます。

具体的な使い方

  • NG例: 「チームの売上向上に貢献しました。」
  • OK例: 「チームの売上を前年比120%に向上させました。」
  • OK例: 「業務フローを見直し、作業時間を30%削減しました。」
  • OK例: 「顧客満足度アンケートで、90%の『満足』評価を獲得しました。」

テクニック2:「数→成→動」のストーリーで印象に残す

なぜ重要?

  • あなたの物語を伝える: 単に「何をしました」と書くのではなく、「どのような状況で、どんな課題があり、どう行動し、どんな結果になったか」というストーリーで伝えることで、あなたの経験は面接官の記憶に強く残ります。
  • 論理的思考力をアピール: 問題解決に至るまでの思考プロセスを説明することで、あなたの論理的思考力や課題解決能力をアピールできます。

具体的な使い方

これは、「STARメソッド」とも呼ばれる手法です。

  • S (Situation/状況): どのような状況だったか? (例:「売上が伸び悩んでいた際…」)
  • T (Task/課題): どのような課題があったか? (例:「新規顧客開拓が急務でした。」)
  • A (Action/行動): あなたがどんな行動をしたか? (例:「私は、顧客データを分析し、潜在的なニーズを持つ企業を特定しました。」)
  • R (Result/結果): その結果どうなったか? (例:「その結果、半年で〇〇件の新規顧客を獲得し、売上目標を達成しました。」)

テクニック3:「専門語OFF」で誰にでも分かりやすく伝える

なぜ重要?

  • 相手への配慮: 面接官が、必ずしもあなたの専門分野に精通しているとは限りません。誰にでも分かりやすい言葉で話すことは、相手への配慮であり、あなたのコミュニケーション能力の高さをアピールします。
  • 本質を伝える: 専門用語を避け、かみ砕いて説明することで、あなたがその仕事の「本質」を本当に理解していることを示せます。

具体的な使い方

  • NG例: 「SQLでビッグデータをETLしてKPIを可視化しました。」
  • OK例: 「SQLという言語を使って、大量の顧客データを集計し、グラフで分かりやすくまとめました。これにより、売上目標達成に必要な課題が明確になりました。」

テクニック4:「強い動詞」で責任感とリーダーシップをアピール

なぜ重要?

  • 主体性を示す: 「〜しました」「〜を担当しました」といった受動的な動詞ではなく、「〜を実現しました」「〜を改善しました」といった強い動詞を使うことで、あなたが主体的に仕事に取り組んだ姿勢が伝わります。
  • 責任感と自信: 強い動詞は、あなたがその業務に責任を持ち、自信を持って取り組んだ証です。

具体的な使い方

  • NG例: 「顧客対応をしました。」
  • OK例: 「顧客の声から課題を発見し、解決策を提案・実行しました。
  • NG例: 「プロジェクトに参加しました。」
  • OK例: 「プロジェクトを円滑に進めるため、タスク管理を主導しました。
  • OK例: 「業務フローを見直し、チームの生産性を向上させました。

テクニック5:「未来締め」で入社への意欲を強く残す

なぜ重要?

  • 熱意を伝える: 履歴書や自己PRの最後に、「過去の経験」だけでなく「未来への貢献」について言及することで、あなたの入社意欲が強く伝わります。
  • 入社後の活躍をイメージさせる: 「この経験を活かして、御社で〇〇に貢献したい」と書くことで、採用担当者はあなたが実際に働く姿をイメージしやすくなります。

具体的な使い方

  • NG例: 「以上、私の職務経歴です。」
  • OK例: 「これまでの〇〇の経験で培った△△のスキルを活かし、御社での売上向上に貢献したいと考えております。」
  • OK例: 「御社の〇〇という事業に強く共感しております。入社後は、早期に貴社の文化に馴染み、即戦力として△△に尽力してまいります。」

まとめ:あなたの履歴書は「未来へのチケット」

履歴書は、あなたの過去をただ記録するだけの書類ではありません。それは、あなたの経験を「物語」として語り、未来への熱意と貢献意欲を伝えるための「未来へのチケット」です。

今回ご紹介した5つのテクニックを参考に、あなたの履歴書を、採用担当者の心に響く魅力的な書類にブラッシュアップしましょう。

あなたの新しい挑戦を心から応援しています!

この記事を書いた人
この記事を書いた人
千野 謙人

ユーズ株式会社所属
キャリアアドバイザー

2013年建設業界のセールスコンサルタントとして就職。地図に残る大きな仕事、たくさんのお客様との繋がりを持てることにやりがいを感じながら、第一線で働く。順調に売上を伸ばし、役職にもつく。
今後のキャリアについて自分も悩み、自分以外も今後のキャリアに悩んでいる人たちが数多くいることを実感し、ユーズ株式会社を創業。
20代若手キャリア形成を強みとし、キャリアアドバイザーとして努める

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