Webデザイナーになるには? 未経験から憧れのキャリアを掴むロードマップ

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「おしゃれなWebサイトを自分で作ってみたい!」 「未経験だけど、今からWebデザイナーになれるかな?」

もし今、あなたがWebデザイナーというキャリアに憧れを抱いているなら、それは素晴らしいことです。Webデザイナーは、クリエイティブな側面だけでなく、ビジネスの課題を解決するスキルも求められる、非常にやりがいのある仕事です。

結論から言うと、Webデザイナーは未経験からでも十分に目指せます。 なぜなら、学歴や職歴よりも、「あなたのスキルと作品(ポートフォリオ)」が重視される実力主義の世界だからです。

今回は、未経験からWebデザイナーとして活躍するために、具体的に何を学び、どう行動すれば良いのか、そのロードマップを分かりやすく解説していきます。


ステップ1:基礎知識とツールの習得(最初の3ヶ月)

最初の3ヶ月は、Webデザイナーとして必須となる基礎スキルを体系的に学び、道具を使いこなすことに集中します。

1. デザインの基礎理論を学ぶ(色の知識、レイアウト)

  • 学ぶ内容:
    • 配色理論(色の与える印象、組み合わせ方)
    • フォント(タイポグラフィ)の選び方と効果的な使い方
    • レイアウトの原則(視線の誘導、バランス、グリッドシステム)
  • なぜ必要?: ツールを使いこなせても、「なぜそのデザインが良いのか」を論理的に説明できることがプロには不可欠だからです。

2. 必須のデザインツールを習得する

  • ツール: Figma(ワイヤーフレーム作成やUIデザイン)、Adobe Photoshop(画像加工・写真補正)、Adobe Illustrator(ロゴやアイコン作成)。
  • 具体的な行動: スクールやオンライン講座(Udemy, Skillshareなど)を活用し、ツールの基本操作(レイヤー、パス、マスクなど)を徹底的にマスターしましょう。

3. Webサイトの「仕組み」を理解する(コーディングの基礎)

  • 学ぶ内容: HTML(文章の構造)と CSS(見た目の装飾)の基礎。
  • なぜ必要?: 自分でコーディングをしなくても、プログラマーやディレクターと円滑に連携するために、Webサイトがどう動いているかの基礎知識は必須です。

ステップ2:実践とポートフォリオ制作(次の3ヶ月)

基礎を学んだら、知識を「使えるスキル」に変えるために、ひたすら手を動かし、作品(ポートフォリオ)を作りましょう。

1. 模写とトレースで技術を磨く

  • 具体的な行動: プロのWebサイトを見て、「なぜこのデザインが優れているのか」を分析し、PhotoshopやFigmaを使ってそっくりに模写する練習をしましょう。これを「トレース」と呼びます。
  • 目的: デザインの構成力や、ツールの操作スピード、プロの技術を盗むことができます。

2. オリジナル作品でポートフォリオの核を作る

  • 具体的な行動: 友人のカフェや架空のお店のWebサイト、あるいは自分の趣味のWebサイトなど、テーマを決めてオリジナルで3〜5作品制作します。
  • 作品の質: 単にデザインが美しいだけでなく、「このサイトでどんな課題を解決したいか」という目的(集客、売上アップなど)を明確にして制作しましょう。
  • 記録: 制作の際に、コンセプト、ターゲット、デザインの意図を言語化して記録することが重要です。

3. 実績作りに挑戦する(クラウドソーシングなど)

  • 具体的な行動: クラウドソーシングサイトで、ロゴ作成やバナー作成といった小さな案件に挑戦してみましょう。有償・無償に関わらず、「実務経験」としてポートフォリオに掲載できます。

ステップ3:就職活動と専門性の確立(ゴールへ)

作品が完成したら、いよいよ就職活動です。あなたの作品と熱意を武器に挑戦しましょう。

1. 応募書類の作成とアピール

  • 職務経歴書: これまでの職務経験(アルバイト含む)から、「コミュニケーション能力」「課題解決能力」「学習意欲」といったポータブルスキルを抽出し、Webデザイナーの仕事でどう活かせるかを言語化しましょう。
  • ポートフォリオを最重要視: 応募書類よりも、まずはポートフォリオのURLを分かりやすい場所に記載しましょう。

2. 転職エージェント/スクールキャリアサポートの活用

  • プロのサポート: Web・IT業界に強い転職エージェントに相談し、未経験者向けの求人を紹介してもらいましょう。また、スクールによっては就職サポートを受けられます。
  • 面接対策: 面接では、「なぜWebデザイナーになりたいのか」「制作過程で何を学んだか」を、熱意を持って具体的に語りましょう。

3. 専門分野の確立

  • 入社後も、Webデザインの技術は常に進化しています。「UI/UXデザイン」「Webマーケティング」「フロントエンドコーディング」など、自分の強みとする専門分野を一つ見つけ、学習を継続していきましょう。

まとめ:Webデザイナーへの道は「作品」が全て

Webデザイナーは、学歴や職歴よりも、あなたの「作品」と「熱意」が全てを決める実力主義の世界です。

基礎を学び、手を動かし、質の高いポートフォリオを作り上げること。これが、未経験の壁を乗り越え、Webデザイナーとしてのキャリアを掴むための最も確実なロードマップです。

あなたの情熱と創造性を武器に、ぜひ挑戦を続けてください。

この記事を書いた人
この記事を書いた人
千野 謙人

ユーズ株式会社所属
キャリアアドバイザー

2013年建設業界のセールスコンサルタントとして就職。地図に残る大きな仕事、たくさんのお客様との繋がりを持てることにやりがいを感じながら、第一線で働く。順調に売上を伸ばし、役職にもつく。
今後のキャリアについて自分も悩み、自分以外も今後のキャリアに悩んでいる人たちが数多くいることを実感し、ユーズ株式会社を創業。
20代若手キャリア形成を強みとし、キャリアアドバイザーとして努める

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