「またすぐ辞めてしまった」と自分を責めるのはナンセンスだ

yorokobi 自己分析

履歴書にまたひとつ、数ヶ月で終わってしまった職歴が刻まれる。それを眺めるたびに、「自分はなんてダメなやつなんだ」という自己嫌悪が押し寄せてくる。

「辞めた」=「失敗」という呪縛

短期離職。日本社会では、この言葉はどうしてもネガティブな響きを持って語られますよね。ひとつの場所で長続きしないのは「堪え性がないからだ」と周囲から冷ややかな目で見られ、面接では必ずと行っていいほど突っ込まれる一番のウィークポイント。

しかし、本当に短期離職は「失敗」の烙印なのでしょうか。

今の時代、企業の寿命そのものが劇的に短くなっています。また、入社前に聞いていた条件と実際の業務がまったく違うケースも決して珍しくありません。そんな不確実な状況で、入った会社と自分の適性がたまたま合わなかったことを「個人の大きな失敗」として罰するシステムの方が、明らかに時代遅れなのです。

欧米に広がる「マイクロキャリア」という新しい常識

欧米を中心に、最近の若者のキャリア形成では「マイクロキャリア」という概念が注目されているのをご存じですか。これは、あえて短期間で複数のプロジェクトや職種を経験し、「自分に何が向いているか」「どんな環境なら最大限のパフォーマンスを発揮できるか」を高速で検証していくという手法です。

彼らは、短期間で辞めたことを「失敗」とは絶対にお見ません。それは自分に合わない環境を迅速に見極めるための「必要なテスト」であり、「次に活かすべき貴重なデータ」として履歴書に堂々と記載するのです。

あなたも、無理をして合わない服を着続けるのが苦しかっただけ。「この服はチクチクして着心地が悪い」と気づけたなら、それは立派な自己理解の第一歩です。

データが揃った今こそ、適職を見つけるチャンス

数ヶ月の職歴は、消したい過去ではありません。「自分はこういう社風が合わない」「こういう業務には向いていない」という強烈な自己理解を得た結果です。その経験があるからこそ、次の選択では同じ轍を踏まずにより精度の高いマッチングが可能になるんですよ。

短期離職という「テスト結果」をどうポジティブに解釈し、次の面接官に響くような一貫したストーリーへと昇華させるか。それはプロである私たちが見せ方を作ります。ユーズキャリアと一緒に、過去を否定せず、新しいキャリアへの確かな踏み台として活かしていきましょう。

投稿者
この記事を書いた人
千野 謙人

ユーズ株式会社所属
キャリアアドバイザー

2013年建設業界のセールスコンサルタントとして就職。地図に残る大きな仕事、たくさんのお客様との繋がりを持てることにやりがいを感じながら、第一線で働く。順調に売上を伸ばし、役職にもつく。
今後のキャリアについて自分も悩み、自分以外も今後のキャリアに悩んでいる人たちが数多くいることを実感し、ユーズ株式会社を創業。
20代若手キャリア形成を強みとし、キャリアアドバイザーとして努める

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