20〜30代未経験者向け 履歴書の書き方ガイド

書類 選考対策

はじめての転職、未経験分野へのチャレンジ――そんな20〜30代の方が履歴書を書くときは「何を書けばいいの?」「経験がなくてもアピールできる?」と不安になるものです。

本記事では、未経験者でも魅力的に見せるための履歴書のポイントをまとめました。基本的なレイアウトから具体的な書き方のコツまで、順を追って解説しますので、ぜひ参考にしてください。


1. 履歴書の基本構成と意識すべきポイント

履歴書は大きく以下の項目で構成されます。未経験だからこそ、「読みやすさ」と「自分の強みが伝わる構成」を意識しましょう。

  1. 写真・日付・氏名などのヘッダー部分
  2. 連絡先(住所・電話番号・メールアドレス)
  3. 学歴・職歴
  4. 資格・スキル
  5. 自己PR・志望動機
  6. 本人希望欄(勤務地や給与など)

1-1. 写真・日付・氏名はマナーを守って

  • 写真
    • 清潔感のあるスーツ姿
    • 無地の背景(白・淡いグレーがベター)、自然な表情で正面を向く。
    • スマホで撮る場合は、友人や家族に「写真に写ったときの雰囲気」をチェックしてもらうと安心です。
  • 提出日(西暦・和暦)
    • 「2025年○月○日」もしくは「令和○年○月○日」のいずれかを統一して記載。
    • 可能であれば「志望動機/本人希望欄」を書き終えてから一番最後に日付を入れる“出し忘れ防止”の工夫をすると◎。
  • 氏名・ふりがな
    • フルネームを読みやすく真ん中に大きめに記載し、その上にふりがなを振ります。
    • 氏名横には連絡先とは別に「フルネーム(漢字+ふりがな)」をもう一度書いてもOKですが、履歴書のフォーマットによって欄が決まっていることも多いので、フォーマットに従いましょう。

1-2. 連絡先は最新かつ誤字なく

  • 現住所・現住所の郵便番号
    • 略語を使わず、市区町村以下まで正確に。
    • 建物名や部屋番号を抜かすと郵送物が届かないので注意しましょう。
  • 電話番号・メールアドレス
    • 携帯番号は固定番号よりも連絡がつきやすいので好まれます。
    • メールアドレスはビジネス用にシンプルなものを用意する(例:myouji.namae@example.com)。フリーの可愛らしいアドレスや過去に使用していたキャッチーなものは避けましょう。

2. 学歴・職歴欄の書き方

2-1. 学歴は正式名称を使い、時系列で記載

  • 多くの場合は最終学歴からでOKです。
  • 例(学歴) 2024年3月 △△大学 経営学部 卒業
  • 卒業予定の場合は「2025年3月 □□大学 経営学部 卒業見込み」と記載します。
  • 高校卒業後、専門学校や大学への進学・中退履歴がある場合は、必ずすべて書きましょう。

2-2. 職歴がない・アルバイト経験のみの場合

  • 「職歴なし」は×
    20〜30代の場合、アルバイトやインターン経験も立派な“職歴”と考えられます。空欄にはせず、以下のように書きましょう。 2024年4月 株式会社ABC 採用部(アルバイト) 入社 ・来店客対応、電話応対、簡単な事務作業を担当 ・月間売上目標を15%上回る成果を達成 2024年12月 退社
  • (アルバイト)や(インターン)を明記
    「株式会社ABC 採用部(アルバイト)」のように、正社員ではないことを明示します。嘘をつかず、誇れる部分を強調しましょう。
  • 中途入社/退社時期も忘れずに
    「2024年12月 株式会社ABC 退社」といった形で、勤めていた期間を正確に記入。アルバイトの場合でも、空白期間を疑われないようにしましょう。

3. 資格・スキル欄の書き方

3-1. 手に職系資格がなくてもOK

  • 未経験者向けの資格(MOS、TOEICなど)の勉強中もアピール対象です。
  • 例(資格)
    • 2023年11月 TOEIC 600点取得
    • 2024年2月 日商簿記検定3級 取得
    • 2025年6月 MOS Excel(取得予定)
  • 「取得予定」はあくまでも“計画中”と捉えられるため、入社後の姿勢アピールにつながります。

3-2. スキル・語学・PC操作を具体的に

  • PCスキル(Word・Excel・PowerPointの基本操作可否、データ入力スピードなど)
  • 語学スキル(英語:TOEICスコアや学習歴、中国語会話など)
  • その他スキル(簿記、Webライティング、Photoshop操作経験など)
  • 書き方例 ・Excel:VLOOKUP・ピボットテーブルを使用したレポート作成可 ・Word:図表作成・レイアウト調整が可能 ・PowerPoint:社内用プレゼン資料の作成経験あり ・英語:TOEIC 600点(ビジネスメールの読み書きが可能)

4. 自己PR・志望動機の書き方

未経験の応募者にとって、最も工夫が求められるのがこの欄です。「何を書けばいいかわからない」と感じる方は、以下の手順で進めましょう。

4-1. 自己PRの構成:「結論+理由+具体例+まとめ」

  1. 結論(最初に自分の強みを簡潔に述べる)
    例)「私はコミュニケーション力を強みとし、人と協力して成果を上げることが得意です。」
  2. 理由(なぜその強みを持つに至ったか・どんな場面で発揮したか)
    例)「大学のサークル活動では、イベントの準備リーダーとしてメンバー10人をまとめ、○○人を動員しました。」
  3. 具体例(数字や成果を入れてインパクトを与える)
    例)「サークルイベントで広告・広報を担当し、SNSでの投稿を工夫した結果、前年比120%の集客を達成しました。」
  4. まとめ(応募先企業でどう活かすか)
    例)「御社の営業職でも、顧客とのコミュニケーションを通じてニーズを引き出し、チームで目標達成に貢献したいと考えています。」

4-2. 志望動機のポイント:企業研究+自己分析の掛け合わせ

  1. 企業研究
    • 企業のミッション・ビジョン、主力製品やサービス、直近のプレスリリースなどをチェックして、印象に残ったポイントをメモ。
    • 「貴社の◯◯サービスは、△△市場で急成長していると拝見し…」
  2. 自己分析結果の活用
    • 自己分析で出たキーワード(例:「人と関わる」「数字分析に興味」「新しいことを学ぶ意欲」など)を、企業の特徴とリンクさせる。
    • 「前職のアルバイト経験で、売上データを分析して課題を抽出する楽しさを感じました。御社の□□事業でもデータを用いた課題解決ができる点に魅力を感じ、未経験ながら挑戦したいと思いました。」
  3. 構成例
    • 【1文目】貴社を志望した理由
      • 例:「貴社の○○製品が業界の課題を解消する点に大きな魅力を感じました。」
    • 【2〜3文目】自己分析から得た強み・経験
      • 例:「私は大学時代、自主プロジェクトでデータ分析を担当し、チームの売上目標を15%達成しました。その経験から、数字に基づく課題抽出と改善策の提案にやりがいを感じるようになりました。」
    • 【4文目】企業と自分をつなげる一文
      • 例:「未経験ではありますが、データ分析の基礎スキルを活かしつつ、御社の□□事業で市場調査や製品改善に貢献したいと考えています。」

5. 本人希望欄の書き方

  • 勤務地や勤務時間の希望
    できるだけ具体的かつ現実的な範囲で記載します。
    • 例:「東京23区内であれば通勤1時間以内を希望します」
    • 「完全在宅は難しいものの、週1〜2日のリモートワークが可能であれば嬉しいです」
  • 給与・待遇の希望
    未経験の場合、大幅な金額指定は難しいですが、「300万円以上を希望」といったざっくり範囲でOK。交渉の余地を残す表現にしましょう。
    • 例:「年収300万円以上を希望しますが、御社規定に準じて柔軟に対応します」
  • その他の希望
    引越し時期や、入社日(最短いつから働けるか)を記載する。
    • 例:「〇月△日以降に入社可能です」

6. 誤字脱字チェックと最終確認

  1. 印刷して指差しチェック
    • PC上で見落としがちな誤字も、紙に印刷して指でなぞりながら読むと見つかりやすいです。
  2. 第三者の目を借りる
    • 友人や家族、転職エージェントなどに確認してもらいましょう。客観的なフィードバックで、読みやすさや誤字脱字を防げます。
  3. 統一感のあるフォント・文字サイズ
    • 文字が小さすぎると読みづらく、大きすぎると全体が窮屈に見えます。基本は10〜12ptが目安です。
    • フォントは明朝体やゴシック体など、ビジネス文書用の一般的なものを選びましょう。

7. まとめ:未経験でも「魅せる履歴書」を作ろう

  1. 見た目の第一印象を大切に
    • 写真は清潔感あるスーツ姿で、メモした撮影年月を忘れずに。郵送・データどちらの場合も読みやすいフォーマットを選びましょう。
  2. 学歴・職歴は空白なく具体的に
    • アルバイト経験やインターンも立派な職歴。数字や成果を入れて、自分の行動をアピールします。
  3. 自己PR・志望動機は「結論→理由→具体例→まとめ」の構成で書く
    • 未経験でも過去の経験を具体的に示し、志望企業とのつながりを示すと説得力が増します。
  4. 資格・スキル欄は今後の成長意欲も含めて記載
    • 取得済み・勉強中の資格やPCスキル、語学スキルを具体的に記載し、学び続ける姿勢をアピール。
  5. 本人希望欄は現実的かつ柔軟な表現を心がける
    • 勤務地・給与・入社時期など、最低限の希望を書きつつ、企業側の事情に配慮した表現を使いましょう。
  6. 誤字脱字を徹底的にチェックする
    • 紙に印刷して指差しチェック、第三者にも見てもらい、最後まで丁寧に仕上げる姿勢を大事に。

これらを意識して作成すれば、未経験でも「この人と一度会ってみたい」と思ってもらえる履歴書が完成します。まずは原稿を書き出し、何度もブラッシュアップしてみてくださいね。応援しています!

投稿者
この記事を書いた人
千野 謙人

ユーズ株式会社所属
キャリアアドバイザー

2013年建設業界のセールスコンサルタントとして就職。地図に残る大きな仕事、たくさんのお客様との繋がりを持てることにやりがいを感じながら、第一線で働く。順調に売上を伸ばし、役職にもつく。
今後のキャリアについて自分も悩み、自分以外も今後のキャリアに悩んでいる人たちが数多くいることを実感し、ユーズ株式会社を創業。
20代若手キャリア形成を強みとし、キャリアアドバイザーとして努める

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